カラム

1月7日・七草粥の日

17日に七草粥を食べる習慣は江戸時代に広まったようです。

でも、何故、七草がゆ?

七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、無病息災を祈って食べられたそうですね。

更に七草粥は、とても料理にかなった習慣だとか、、

七草はいわば日本のハーブ

そのハーブで胃腸に負担がかからないお粥は、お正月疲れが出始めた胃腸にはちょうど良い食べもの。

おせち料理で疲れた胃腸を七草粥で回復しましょう❤️‍🩹

 

 

 

 

〈豆知識〉

【七草の栄養価】

七草をすべて合わせると約12種類の薬膳効果があり、含まれるビタミン・ミネラルは約7種類だそう。

健胃効果・食欲増進・利尿作用・二日酔い解消・解熱・去痰・咳止め・気管支炎予防・扁桃腺炎予防・肝臓回復効果・そばかす予防・あかぎれ予防・心の安定効果などが期待されてます。

更に、、

それぞれ、11つにはとても縁起の良い意味が込められているんです。

 

[七草の意味と効用]

セリ(芹)

別名シロネグサとも呼ばれるセリ科の植物で、競り合うように生えていることから、この名がつきました。

「競り勝つ」という意味をかけて、縁起物にされている食材。

 

<効用>

血液をきれいに保ち、高血圧や動脈硬化の抑制にも作用します。

さらには胃腸の調子を整えるという整腸効果も持っているという、まさにスーパー食材。

ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、カリウムが含まれる。

 

ナズナ(薺)

ナズナはぺんぺん草とも呼ばれていて、花の下についている果物の形が、三味線のばち(弦楽器の弦をはじくための道具)に似ていることが、この呼び名に由来します。

「なでて汚れをはらう」とされる縁起の良い食材なんですよ。

<効用>

高血圧・解熱・便秘・利尿・解熱・止血作用に効果

ビタミンKが豊富に含まれ、骨粗しょう症の改善効果

煎じた汁で洗眼すると目の充血や痛みを和らげる効果があるともされています。

 

ゴギョウ(御形)

ハハコグサとも呼ばれるキク科の植物で、朝鮮半島から伝わったとされています。

「仏体」を表す縁起物とされています。

<効用>

草餅の食材・茶にして飲用・咳止め・痰きり・喉の炎症・利尿・むくみに効果があるとされています。

 

ハコベラ(繁縷)

ハコベとも呼ばれるナデシコ科の植物。

「繁栄がはびこる」として、縁起のよい植物とされています。

<効用>
薬草として使われ、

効能は七草の中でも多く、利尿作用・止血作用・鎮痛作用をはじめ、歯槽膿漏の予防薬として使用。

ビタミンB群やビタミンC、カルシウム、カリウムに加え、カロテノイドやフラボノイド、サポニンが含まれる非常に栄養素の豊富な薬草

 

ホトケノザ(仏の座)

コオニタビラコ(小鬼田平子)といい、キク科の植物。

名前から縁起物であることが伝わりますね。

<効用>

健胃・整腸作用、高血圧予防

 

スズナ(菘・鈴菜)

カブ(蕪)のことで、アブラナ科の植物。

スズナは「神を呼ぶ鈴」として縁起物とされてきました。

<効用>

便秘・胃潰瘍・胃炎・風邪・骨粗鬆症・がんの予防・特に葉にはビタミンAB1B2C、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富に含まれてる。

 

スズシロ(晴白・蘿蔔)

大根としておなじみの食材。

その根は「汚れのない純白さ」を表しているとされ、スズシロと呼ばれるようになったとされます。


<効用>

ビタミンAC、食物繊維、ジアスターゼ、アミラーゼ、フラボノイドが含まれる。

消化不良や二日酔い、頭痛、発熱、冷え性、胃炎、便秘の解消など他にも様々な効能がある。

根の部分に特にジアスターゼが多く含まれ、食物の消化を促進。

葉にはビタミンやミネラルが多く含まれている。

 

七草粥は、それぞれの食材に高い栄養素が含まれ、体によいことを昔の人々は知っていたようです。

まさに先人の知恵が詰まった健康食といえます。

体に優しい七草粥を食べて、コロナ知らずの健康的な1年を過ごしましょう!

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