GreenHeart365とは
GreenHeart365は、365日・36.5度で健康を維持するために必要な日々の生活習慣のアドバイスをしています。
【食材には 「陰」と「陽」の性質があります。】
宇宙に存在するすべてを陰と陽に分けて考える漢方の「陰陽論」を食材にも当てはまります。
1. 身体を温める=陽性
2. 身体を冷やす=陰性
3. どちらでもない=間性 (穏やかな性質で滋養強壮効果)
この3つに分けられます。
陽性は 身体の働きを活発にし新陳代謝を促す作用のある食材
陰性は 身体に溜まった余分な熱を抑え、鎮静作用・消炎作 ・解毒作用のある食材
間性は 穏やかな性質で滋養強壮効果のある食材
夏が旬の食材は身体を冷やし、冬が旬の食材は身体を温める傾向があります。
このため、旬のものを食卓に取り入れる事で自然に陰陽のバランスをとってきたともいえますよね。
【自身の体質と反するものを食べるのがおススメ】
人の体質も冷え性の『陰性体質』体温の高めの『陽性体質』があります。
陰性体質の人が陰性の物を食べるとより陰性に傾き、陽性の人が陽性の物を食べるとより陽性に傾くことで不調の原因になります。
なので、陰陽のバランスを均衡に保ち『間性』に近づけることが漢方では大切といわれています。
【陰性体質の特徴】
骨格が華奢・やせ型・水太り。
暑さや寒さなど環境の変化に対応する能力が低く、神経質で悲観的。
ただし、身体の変化に敏感で病期に気付きやすい。
【陽性体質の特徴】
しっかりした骨格で顔色がよく筋肉質。
暑さや寒さに対応する能力高く、精神状態が安定して楽観的。
しかし、身体の変化に気付きにくく無理しやすいのが弱点。
陰性に偏り過ぎると、、貧血や胃腸の病気・神経痛・胃潰瘍・胃がん・アレルギー疾患にかかりやすい。
陽性に偏り過ぎると、、高血圧・脳梗塞・心筋梗塞・大腸がん・肺がんにかかりやすい。
でも、、、
極端な偏りを防ごうと、身体は本能的に必要な食べ物を求めます。
そのため、、、
寒がりの人は塩からいものや温かい飲み物を、暑がりの人は生野菜や冷たい飲み物を取りたがります。
また、アーユルヴェーダ(古代インドの伝承医学)では、、、
【アーユルヴェーダの3つのドーシャと7つの体質】
1 ヴァータ・風の質(乾燥・冷たい・軽い)
2 ピッタ・火の質 (熱い・油っぽい)
3 カファ・水・土の質(重い・冷たい)
1 ヴァータ体質
2 ピッタ体質
3 カファ体質
4 ヴァータ・ピッタ体質
5 ピッタ・カファ体質
6 カファ・ヴァータ体質
7 ヴァータ・ピッタ・カファ体質(一番バランスとれている)
*ドーシャとは、、生命のあらゆる働きをコントロールする生物化学的な力
【ヴァータ・ピッタ・カファ体質の特徴】
ヴァータ… やせ型・乾燥肌・冷え性・早口・早歩き・理解が早いが忘れるのも早い。
ピッタ … 筋肉質で赤ら顔、汗をかかきやすく、雄弁・リーダー向きだがややもすると独断専行しやすい。
カファ… 太りやすい・無口・ゆっくりな話し方・理解が遅いが、記憶力に優れている。
ヴァータ体質の人 (瘦せ型・消化様々・スタミナがない)
油の多い・重い・温かい・滑らかな・量の多い・高カロリーで、味は甘味・酸味・塩味のものを食べればヴァータを正常に保ち病気になるのを防げます。
ピッタ体質の人 (筋肉質・代謝安定している・消化良い・食欲旺盛)
冷たい・重い・香の良い・滑らかな・高カロリーで、味は甘味・苦味・渋味の食べ物をギー(バターから水分とわずかに含まれてる蛋白を取り除いたもの)と一緒に摂取します。
カファ体質の人 (食欲安定・消化遅い)
乾いた・温かい・軽い・低カロリーで、辛味・苦味・渋味のものが良いといわれている。
【食材の見分け方のポイント】
色の濃さ
赤・黒・橙など濃い色を持つ食品 = 身体を温める陽性食材 (鮭・レバー・人参・唐辛子・黒豆など)
白・青・緑など薄い色を持つ食品 = 身体を冷やす陰性食材 (タケノコ・牛乳・白パン・白砂糖など)
(貧血の人には朝鮮人参のような赤い食べ物を、高血圧の人には青野菜を食べさせればいいというのもこのような理由からきています。)
産地
寒い地域でとれるもの = 身体を温める陽性 (ぶり・たら・ホタテなどの魚介類・レンコン・にら・小松菜など)
暑い地域でとれるもの = 身体を冷やす陰性 (カレー・コーヒー・バナナ・パイナップル・レモンなど)
かたさ
水気の少ない引き締まった食べ物 = 陽性 (乾燥させた野菜や果物・チーズなど)
水気を含むやわらかい食べ物 = 陰陽 (トマト・スイカ・バナナ・パイナップルなど)
場所
地面の下で育つ根菜 =陽性 (ごぼう・レンコン・山芋・人参・玉ねぎ・にら・かぶ・大根・ショウガ・ニンニク等)
地面の上で育つ葉野菜 =陰性 (オクラ・胡瓜・ナス・トマト・苦瓜・キノコ類・もやし・ピーマン・アボガド等)
味
塩っぱい・辛い = 陽性 (塩分の多い味噌・醬油・漬け物・コショウ・唐辛子・山椒など)
甘い = 陰性 (糖分の強いもの・白砂糖・人工甘味料など)
以上のようなポイントを覚えておいて、体調管理にお役立て下さい。
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